サイトマップ
ホーム事業案内・報告 > 平成24年度広島県公民館等職員研修会


平成24年度広島県公民館等職員研修会


趣旨 広島県生涯学習審議会答申「広島県におけるこれからの生涯学習の振興方策について」では,生涯学習振興行政・社会教育行政の推進体制を一層充実させるために,求められる方向性の一つとして,公民館における社会教育の推進をかかげています。その中で,公民館職員については,住民の学習や活動の充実を図るために,学習の企画・立案,人や情報のコーディネート,学習相談等において中心的な役割を果たす必要があると述べています。
こうしたことから,本研修会では,公民館等における地域課題解決のための実践発表をもとに,お互いの取組を交流・協議することを通して,公民館等職員としての資質の向上を図ります。


●とき・ところ

[西部会場]
平成24年12月6日(木) 午前10時00分〜午後3時30分
呉市広公民館
(呉市広古新開二丁目1-3)

[東部会場]
平成24年12月7日(金) 午前10時00分〜午後3時30分
みよしまちづくりセンター
(三次市十日市西六丁目10-45)


●主催

広島県公民館連合会
広島県教育委員会


●参加者

公民館及び公民館類似施設等の職員・市町教育委員会関係者 など
(西部会場:104人,東部会場:102人)


●講演(西部・東部会場共通)

「高齢社会の中での公民館等の役割を考える」
滋賀大学社会連携研究センター教授 神部 純一

この講演では,高齢者にとっての生涯学習とはどのようなことを目指せばよいか,また,高齢者の自立支援にどのように取り組むべきか等について,実践事例を挙げながらわかりやすく話をしていただいた。参加者は,高齢者を対象に公民館等がすべきことについて理解を深めることができた。


●分科会

[西部会場]
第1分科会
「学習機会の提供」
○事例発表
「公民館をイメージチェンジ〜『学び』をエレガントに〜」
大竹市玖波公民館 公民館職員 河内 ひとみ

○グループワーク
事例発表においては,学習内容を工夫することにより,これまで公民館に来られなかった方の参加が増え,さらに,参加者が講座の企画に参画していくまでの取組について発表する。参加者は,事例発表を基に,地域住民への学習機会の提供の工夫等について考えることができた。
第2分科会
「成人教育の充実」
○事例発表
「男の料理教室の実践から〜自立・自活から喜び・充実へ〜」
北広島町豊平中央委公民館 社会教育指導員 中 みとえ

○グループワーク
男性を対象にした講座について,昨年度の立ち上げから得たことをもとに,今年度地域の協力を得ながら進め,参加者が主体となって活動していけるように取り組んだ過程について発表がする。参加者は,これまでの取り組み事例や個々の実践を基に,講座を自主講座へと進めていく取組のポイントについて理解を深めた。
第3分科会
「地域づくり・まちづくりの推進」
○事例発表
「うじな通実行委員会の活動と公民館職員の関わり」
広島市宇品公民館 専門員 松田 直泰

○グループワーク
「うじな通実行委員会」の活動の継続・充実に向けて,公民館職員としてどう関わり,支援していくかについての課題や解決策について発表する。参加者は,地域づくり,まちづくりの推進を活性化させるため,公民館職員としてどのような役割を担っていくことができるかについて理解を深めることができた。

[東部会場]
第1分科会
「学習機会の提供」
○事例発表
「笑顔の宝石箱〜相談員活動を通して〜」
三原市中央公民館 生涯学習相談員 冨永 正和
三原市中央公民館 生涯学習相談員 楠元 明美

○グループワーク
三原市の生涯学習相談員の活動のひとつである「学習機会の提供」について,PDCAサイクルを基にした取組について発表する。講座の企画の考え方は,参加者の参考になる。グループワークでは,「学習ニーズの把握」「講師の人材発掘」「企画についての方法」等について理解を深めることができた。
第2分科会
「地域づくり・まちづくりの推進」
○事例発表
「今,何故,地域の内発性と自立性を高めようとしているのか」
庄原市下高自治振興センター 事務局長 須澤 直尊

○グループワーク
自治振興センターとして,地域の人を引き出し,生かし,拠り所になるための取組について,地域住民へのアンケートや地域の活動を広報誌で知らせる取り組みについて発表する。参加者は,グループワークを通して,「地域の人と人をつなぐための取組」についての課題と解決方法について意見交流を行い,身近な問題点や具体的な取り組みを考えるなど,今後の仕事に役立つ内容を共有することができた
第3分科会
「地域の教育力の向上」
○事例発表
「地域に根付いていないスポーツを根付かせるために」
府中市教育委員会社会教育課 係長 西家 秀美
府中市教育委員会社会教育課 主事 北川 貴大

○グループワーク
府中市生涯学習センターを拠点としたスポーツの普及について,スポーツクラブの立ち上げから,現在の活動までの実践を提案型の内容で発表する。参加者は,公民館職員として,地域住民が集い,スポーツ(運動)をするよさについて地域の教育力の向上を踏まええ,考えを深めることができた。


●参加者のアンケート集計並びに主な感想・意見等(アンケートより抜粋)

【講演について】

○「講演の内容は理解できましたか」
<肯定的評価 96.5%> <否定的評価 3.5%>
○「講演の内容は,職務に役立つものになりましたか」
<肯定的評価 93.8%> <否定的評価 6.2%>
・わかりやすい言葉でよく理解できた。即,実践できそうなアイデアをたくさんいただけた。
・調査結果を取り上げて課題を浮き彫りにして,それに対しての方策を提案されたので,わかりやすかった。
・ソーシャルキャピタルと市民活動のポジティブフィードバックは,いろんな場所で利用できると思う。
・淡海生涯カレッジでの取り組みなど,これからの生涯学習を推進していく上でのヒントになるものがあった。

【分科会について】

○「分科会のグループワークでは,自分の取組や考えを発言することができましたか」
<肯定的評価 89.6%> <否定的評価 10.4%>
○「分科会の内容は,職務に役立つものになりましたか」
<肯定的評価 94.4%> <否定的評価 5.6%>
・グループ内での話も肯定的に受け止め,話を膨らませることができた。
・工夫された自己紹介で最初から打ち解けた雰囲気でいろいろな話をすることができた。
・他の地域の意見を聞くことができてとてもよかった。
・人の意見が聞ける場であり,新しい発見・考えを得ることができる大変貴重な会だった。
このページのトップへ