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第62回広島県公民館大会


平成24年度第62回広島県公民館大会が開催されました。

平成24年10月17日(水)に,福山市の「広島県民文化センターふくやま」において,県内各地から312名の参加者が集い,公民館等の在り方について研修を深めました。

実施内容は次のとおりです。


●開会行事では,

広島県公民館連合会城戸常太会長の主催者挨拶の後,湯ア広島県知事,中本広島県議会副議長,下ア広島県教育委員会教育長の祝辞をいただきました。
地元からは駐c福山市長,小林福山市議会議長より歓迎の言葉がありました。


●広島県公民館連合会表彰について

今年度は,役員の部45名,職員の部63名の方々が表彰を受け,受賞者を代表して,福山東公民館運営委員長の佐藤賢一さんが謝辞を述べました。


●講演について

愛媛県の若松進一(人間牧場主・年輪塾々長)さんから「元気なまちとは どんなとこ」と題して講演をいただきました。

≪概要≫は,
・地域づくりに必要なことは,自分のまちを語れる子どもを育てること
・自分自身は,仲間がいる,自分が主張できる,故郷との関わりができ,感動する心を持ち,夢を持っていることが大切
・いい町とは,挨拶ができ,時間が守れ,公衆トイレがきれいなところ
・元気な人がいることが基本的にいい町をつくっている
・地域づくりの3つのキーワード,楽しいこと,美しいこと,新しいこと・・・これがあるところには人が集まる・・公民館の文化化
など,関係職員として大切なことを示唆していただきました。


●アトラクション

午後からは,アトラクションとして,福山市の伝統芸能でもあります琴と尺八の演奏がありました。
曲は,福山市にゆかりのある作曲家宮城道雄の代表作「春の海」と「幻想の北前船」でした。


●全体協議

広島経済大学准教授(生涯学習推進マネージャー)志々田まなみ先生にコーディネートしていただき,全体協議会を行いました。

まず,「子どもたちのやさしいまなざしを求めて」と題して,福山市野々浜公民館の仁ノ内元一館長に実践事例を報告していただきました。

≪概要≫は,
・公民館として,子どもたちの学習支援や発表の場の提供,放課後子ども教室,遊歩道・バラ花壇の設置,子ども見守り支援,学校行事への協力など地域の子どもたちを支える取り組みを継続している。
・地域の子どもは地域の宝であり,子どもたちに優しい地域は,全ての人に対してもやさしい地域である。

つづいて,「残しておきたいおふくろの味」と題して,神石高原町神石公民館の谷山嘉博館長の報告を受けました。

≪概要≫は,
・いきいきふれあい教室(公民館講座)から,伝統食,行事食を再現して子,孫へ伝えていくことを始めた。
・少子高齢化の地域課題の中で,途絶えてきている伝統的な郷土料理を,地産地消・季節感・旬の食材などを使うことにより,身近な食文化を後世に伝えるために取り組む。
・3年たってマンネリ化してきたとき,この神石地域の伝統の食文化を後世に伝える本づくりに発展する。
・このことから,公民館活動は人と人を結ぶという重要性を実感する。さらに,公民館はまちづくりを担う地域社会の基幹施設であると思う。

という二つの報告を受け全体協議を行いました。

志々田先生から,
・福山市の野々浜公民館は,児童支援の会というフォーマルな形で結成されて,学校と公民館,学校と地域の連携が組織的に,スムーズに,さらにお互いメリットがあるように結びついている。
・子ども支援をキーワードにしながら,地域づくり,まちづくりを進めている。さらに,公民館が積極的に出向きコーディネートしていることが素晴らしい。
・神石高原町の神石公民館は,公民館事業を県内内外から大きな社会的評価を得られるまでに大きな事業にしたことが成果である。公民館で学んでいる事業を新しい視点,新しい取り組みに磨き上げることが,地域の活性化につながることを示唆している。
・社会教育,生涯学習施設は,まちづくりや地域づくりというところに焦点を合わせて事業を進めていかなければならない大きな使命を抱え始めていると考える。
と,まとめていただきました。


●閉会行事は,

吉川大会副会長(福山市教育委員会教育長)より閉会の言葉がありました。
続いて,来年度の開催地である県西部地区より,奥田広島県西部地区公民館連絡協議会会長(廿日市市中央市民センター所長)の挨拶があり,広島県公民館大会が終了しました。
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